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フジテレビ739カップはガッタスの優勝で幕を閉じた。
キャプテンとしてチームを優勝に導いた吉澤ひとみは
試合後の控え室でチームメイトの異変に気がついていた。
それはひょっとしたら見逃してしまいそうなほどの小さな異変だった。
自身を抱くようにして控え室から続くシャワー室に消えていくその背中を吉澤は追った。

「…んっ…くっ」

一番奥の個室から押し殺したように泣く声が吉澤の耳に聴こえてきた。
それは控え室で優勝の余韻に盛り上がる他のチームメイトたちとは対照的なものだった。

「な、なんでっ…あのとき外しちゃったんだろ…」

嗚咽とともに吐き出されたその言葉に吉澤は思い当たる。
優勝が決まる大事なPK戦。
惜しくもゴールを外した彼女は優勝の喜びに浸れないほど悔しい思いをしていた。

「バカ…あたしのバカ…」

ノズルを捻る音がした直後、勢いよく流れ出したシャワーの音が彼女の声を掻き消した。
同時に吉澤は動き出す。
身に着けていたユニフォームがパサリパサリと床に落ちる。
すべてを脱ぎ捨てた吉澤は彼女がいる個室のドアをそっと開けた。

そこには吉澤と同じように裸で頭からシャワーを浴びる彼女がいた。
長い髪をすべて後ろに流し、目を閉じて水流に身を委ねる石川梨華。
大きく膨らんだ胸や、くびれたウエスト、丸みを帯びたヒップを水流がなぞる。

吉澤は後ろ手でシャワー室のドアを閉めるとそっと石川の肩に手をかけた。

「きゃっ」
「泣いてるの?」
「よ、よっすぃ…何して…」

目を丸くして驚く石川の口を吉澤は素早く塞いだ。
有無を言わせず上唇と下唇の隙間に舌を突っ込みこじ開ける。
もがく石川の両腕をがっちりと掴んだ吉澤は同時に石川の舌をも捕まえた。

「んっ…はぁっ」

吉澤の舌が石川の口腔内を激しく動きまわると息苦しさから石川は吐息を漏らした。
石川の両手首を片手で掴んだ吉澤は万歳をさせるように頭の上に持っていく。
空いた片手を石川の頬に添えて激しい舌遣いから一転
石川の舌や唇をくちゅくちゅと吸ったり甘咬みしたりして愛撫した。

「はぁん…」

石川の吐息が甘いものへと変化した。

吉澤は掴んでいた両手首を離し自分の首を巻くように誘導する。
まるでそれが自然の成り行きのように石川は従い、吉澤の頭を引き寄せた。
ディープキスをしながら吉澤はシャワーの栓を閉める。
水音が消え、代わりに舌を絡める音があたりに響いていた。

吉澤は片手で石川のヒップをゆるゆると撫でるともう片方の手を石川の胸に伸ばした。
弾力のある大きな胸は吉澤の片手に余るほどだ。
ぐにゃりぐにゃりと乱暴に揉みあげると石川の甘い声がキスの合間に零れた。
すでにピンと立った部分を親指と人差し指でグリグリと挟み強い刺激を与える。

「やぁぁぁ…」
「ふふ。すごい固いね、ここ」
「んーん。そんなっ、言わないでぇ…」

言葉とは裏腹に石川の声は懇願するように甘かった。
もっともっと、とねだっているかのように。
それを敏感に察知した吉澤は耳たぶを甘咬みしながら両胸を愛撫した。

「はぁん…うふぅ…」
「ほら、すごいよ。両方ともすごく固い」
「だってぇ…あぁんっ」

ピンと尖ったそこを爪で弾くと再び石川の舌を舌で絡めとった。
石川も甘く熱い舌をいつのまにか一心不乱に吸い上げている。
そして吉澤の両手が胸から下腹部へとゆっくりスライドした。

「あぁぁぁっ…ダメ、ダメーーッ」

石川のそこは絡めあう舌よりも、シャワーの湯よりも熱くとろけていた。
薄っすらとした茂みをかきわけて吉澤の指が上に、下にと撫で上げる。
とろとろした液を絡ませぷっくりと膨らんだ先端を指の腹で刺激する。

「あ、あ、あ…いやぁぁぁーっ」
「梨華ちゃん…すごい濡れてるね…」
「あんっ、あんっ、ダメッ…そんなに触っちゃ…あぁぁんっ」
「梨華ちゃんがグチョグチョだからあたしの指まで溶けそうだよ」

耳もとで囁かれてよりいっそう刺激を感じた石川は吉澤の背中に爪を立てた。
すでに膝がガクガクして立っているのもやっとという状態で吉澤にしがみつく。
互いの乳首が擦れあうたびに刺激が高まり声が漏れる。
そしてゆっくりと吉澤の指が二本同時に石川の中に侵入した。

「くぅぅ…」

ずぶずぶと指を沈めた吉澤は同時に石川の胸に舌を這わせた。
固く尖った先端をコロコロと転がして時折歯を立てる。
石川の中で指を折り曲げたり内側を撫で上げるように動かしたりして
外側と内側から息つく暇もなく石川を攻め立てた。

「はぁっ…はぁっ…はぁっ…もう、ダメ…」
「もう?なにがダメなの?」
「ダメ…もう我慢できない…イッちゃう、イッちゃうよぉ」
「仕方ないなぁ。いいよ、イッちゃえ」

イク、イクとうわ言のように繰り返す石川の口を吉澤が塞いだ。
強引に舌を絡めとり中をこれでもかとかきまわす。
そして石川の中に入れた指も激しく動かして突いて突いてつきまくった。



「あぁぁぁぁぁぁーーっ」



その瞬間吉澤の背中に痛みが走り、石川はがっくりと首を落とした。
吉澤が石川の顎をクイッと掴み顔を上げると、石川は焦点の合わないうつろな目つきで
唇の端からいやらしく舌を出していた。

「いい顔してるよ…梨華ちゃん」

言いながら吉澤は石川の鎖骨に唇を落として吸い上げた。
全身性感帯となった石川はたまらずまた奇声をあげる。
挿入したままだった指をすっぽりと抜いて吉澤はその場にしゃがみ込んだ。

「ちゃんと立ってなきゃダメだよ?梨華ちゃん」
「え…よっすぃ…?あぁぁっ…ひゃんっ」

吉澤は石川の股間に顔を埋めた。
イッた名残りでどろどろのそこを丁寧に舐めてじゅるじゅると吸う。
相変わらずぷっくりと膨らんで真っ赤に潤った果実のようなそれを、舌先を尖らして舐めて
押して、咬んで刺激した。

「ひゃ、ひゃんっ…ダメ、ダメ、ホントにあぁあんっ…いやぁぁんっ」
「梨華ちゃんのここ、すごく美味しいよ…」
「いやぁっ…すご…激し…よっすぃ…」
「舐めても舐めても溢れてくる」
「言わ…言わないでぇぇ…ぁんっ…」

石川のそれを余すところなく舐め尽くして、吉澤は舌を挿入した。
吉澤の鼻先を薄い茂みがくすぐる。
両手で石川のそこをグイと開き奥へ奥へと突き進む。

もはや立っているのが限界に近かった石川は必死でシャワーを掴むと
力の入らない膝を震わせて今にも崩れ落ちてしまいそうになるのをなんとか堪えていた。
しかし吉澤の巧みな舌遣いの前ではそれも無に等しかった。
我慢ができず腰が落ちてその結果吉澤の舌がより奥へと入り込む。

「いやあぁぁんっ…」

どうしようもなく感じてはまた力が抜けて喘ぐということを繰り返す。

「イッちゃう…またイッちゃうよっ…」

吉澤の顔を太ももで挟み込んだまま石川が叫んだ。
いつのまにか自ら腰を振り吉澤の髪を掴んで揺らしている。
舌を挿入したままの吉澤もそれにこたえて石川の胸を揉みしだいた。



石川が二度目の絶頂を迎えた瞬間、吉澤の顔面が石川の液にまみれた。



「よっちゃーん?」
「なにー」
「まだシャワー浴びてるの?」
「もう行くよー」
「わかったー」

肩で息をする石川を胸に抱きながら吉澤はチームメイトの声に答えた。
汗とグチョグチョした液で全身を濡らした二人は揃ってシャワーを浴びる。
お互いに背中や腰、胸や腹を優しく洗い流してからキスを交わした。

「元気になった?梨華ちゃん」
「うん。よっすぃのおかげでね」
「そっか。ならよかった。元気な梨華ちゃんが好きだよ」
「ふふ…ありがと」

石川は両手を伸ばして吉澤に抱きついた。
そして吉澤の頬にひとつキスを落としてからシャワールームを後にした。





祝勝会を終え、帰路につくタクシーの中で吉澤は隣に座るチームメイトをちらりと見た。
キャプテンとしての勘が吉澤にある異変を知らせていた。
それはやはり吉澤にしか気づくことができない小さな小さな異変だった。

「悔し…」

スカートから覗く小さな膝の上に固く握った拳を乗せて藤本美貴は呟いた。
吉澤は運転手に行き先の変更を告げ、不思議そうな顔をした藤本に軽く目配せした。
タクシーが目的地につくと吉澤は訝しげな目つきの藤本を一人暮らしの自宅へと誘った。

「へぇ〜。よっちゃんいいとこに住んでるね〜」
「美貴、悔しいの?」
「えっ?」
「勝ったのに悔しいのはPK外したから?」
「……よっちゃんにはわかっちゃうか。うん、美貴悔しい」

一瞬驚いたような顔をした藤本は視線を下げて声を震わせた。
吉澤はそんな藤本を下から覗き込みそっと唇を重ねる。

「ちょっ…なっ、よっちゃ…」

藤本が喋る隙をついて吉澤が素早く舌を差し込んだ。
必死で抵抗したものの、吉澤の舌はすでに藤本の舌を捕えていた。
吉澤はくちゅくちゅと舌を絡ませ歯列を舐めまわす。
次第に力が抜けておとなしくなった藤本をその場に横たえた。

「あぁんっ…はぁ…んふぅ…」

しつこく舌を求める吉澤の首に藤本の両手がまわされた。
吉澤が唇を甘咬みするともっと欲しいとばかりに藤本が舌を伸ばしてくる。
藤本は犬のようにペロペロと吉澤の唇を舐めまわした。

「ぅん…よっちゃ…ゃあんっ…」
「美貴は欲しがりだね」

濃厚なキスを交わしながら、吉澤は藤本の服を一枚一枚剥いでいく。
あっという間に下着姿になった藤本の首筋に舌を這わせながら自らも服を脱いだ。
足を絡ませ心なしか腰を振る藤本を見て吉澤はサディスティックに笑う。

「よっちゃん…早く…」
「エッチな子だなぁ」

唇を離してから吉澤は藤本の体を抱え上げてうつ伏せにした。
自然と四つん這いの体勢になった藤本のショーツを一気に引き下ろし歯をたてる。

「いやぁぁぁーーーっ」

藤本のヒップをがっちりと掴んだ吉澤は秘部に顔を埋めて丹念に舐めだした。
屈辱的な格好で後ろに舌を突っ込まれた藤本は堪らず身をよじる。
しかし吉澤がそれを許さない。
太もものつけ根を吸ったり咬んだり、前を指で愛撫したりと攻撃の手をさらに増す。

「んん…はぁんっ…いゃん…」
「嫌なの?」
「いや…こんな…の、やだ…」
「ウソだね。こんなに濡らしといてよく言うよ」

藤本のそこはすっかり濡れきっていた。
フローリングの床に吉澤が吸いきれなかったものがポタポタと零れる。
割れ目に沿って生えた濃い茂みはすでにぐしょぐしょだった。

「だって…そんな、よっちゃ…あぁぁんっ…だめぇ…」
「気持ちいいんでしょ?こんなに突き出して。もっと舐めてほしい?」

吉澤は高々と突き出された藤本のヒップを叩いて音を鳴らした。
その振動さえも刺激となり藤本はフローリングの床に顔をこすりつける。
いやいやと首を振るもののそれ以上に腰を振っていた。

「前のほうもこんなに入るよ」

大きく膨らんだ藤本のそれをこねくりまわしつつ吉澤は次々と指を挿入した。
襲いくる快感に悲鳴とも奇声ともとれない声を発した藤本はあっけなく絶頂に達した。

「ちょっと入れただけなのに…美貴はエッチだなぁ」
「はぁ…はぁ…はぁ…」
「次はイッていいって言うまでイッちゃダメだよ」
「え……」

指を挿入したままの状態で吉澤は藤本の下に体を滑り込ませた。
断続的に指を動かしながら耳の中に舌をねじ込み愛撫する。
イッたばかりで体中が過敏になっている藤本はさらに声をあげた。

「うるさいよ」

片手で藤本の頭を引き寄せて吉澤は深いキスをした。
暴れる舌を捕まえて絡ませ、吸っては咬んで呼吸をさせない。
口腔内と下半身を荒々しく動きまわられて藤本はすぐにイキそうになった。
指が締めつけられるような感覚を覚え吉澤はすぐさま引き抜く。

「あぁんっ…」

残念そうな声を漏らす藤本の唇を吉澤はペロリと舐めた。

「まだまだ。イカせないよ」
「そんな…よっちゃん、おねが…あぁぁんっ」

吉澤は目の前でプラプラと揺れていた小ぶりの胸に咬みついた。
ブラジャーをずらしてすでに固くなっているそこを舌で転がす。
両手でこねくりまわして赤々と膨らんだそこをちゅうちゅうと吸った。
藤本は吉澤の太ももに股間をこすりつけては恥ずかしげもなく前後に動かした。

流れ出た大量の液が吉澤の太ももを艶かしく濡らし汚していく。
吉澤は膝を軽く曲げて藤本の動きに合わせた。
藤本は自らの股間をさらにこすりつけて恍惚とした表情を浮かべる。

「あんっ…あんっ…はぁんっ」
「ダメダメ。イっちゃダメだからね」
「そ、そんなっ…イッちゃう、イッちゃうよぉ…」

藤本の乳首に歯を立てながら吉澤は命令した。
目の端に涙を浮かべながら藤本は懇願する。

「よっちゃ…おねがっ…」
「ダーメ」
「もう、おかし、くなりそ…」
「ダメだってば」
「おねが…よっちゃん…美貴もう…あぁふんっ」
「どうしてほしいの?」

お願いお願いと呟く藤本に、吉澤は乳首を舐めながら聞いた。
その表情にはいやらしい笑みが浮かんでいる。

「美貴の…あそこを…」
「あそこってここ?」
「ああぁぁーっ」

美貴の股間に手を伸ばした吉澤はぷっくりとしたそこをぐりぐりと押してから
再び手を引っ込めて乳首をしゃぶった。

「よっちゃあん…おねが、おねがい…」
「で、どうしてほしいって?」
「…めて」
「ん?聞こえない」
「な、めて…」
「はいよくできました」

体勢を少し下にずらした吉澤は自分の顔を藤本に跨らせた。
固く尖った吉澤の舌がすんなりと藤本の中に入り込んだ。

「あんっあぁんっ…はぁんっ…い、いいっいいっ…」

侵入してきた蠢く舌に藤本は思わず身を仰け反らせたが
またすぐに腰を落として吉澤の舌を奥へ奥へと誘い込む。
藤本の中で吉澤の舌は休むことなく暴れまわった。
くちゅくちゅという卑猥な音と激しい息づかいが部屋の中に充満する。

「あんっあんっあぁんっ…イクっ、イクーーーーっ」

舐め尽くせないほど大量の液が溢れて吉澤のこめかみを伝った。
ぐったりとした藤本は床に仰向けになり息を切らしている。
起き上がり顔についた液を指でぬぐった吉澤はそのままペロリと舐めて
藤本の股をぐいっと両手で開いた。

「あんっ」
「まだまだ」
「そ…そんな…イッたばかり…あぁぁぁぁっ」

独立した生き物のようにひくひくといやらしい動きをしている藤本のそこに
吉澤は一気に指を突き刺してめちゃくちゃに掻きまわした。

「だめっだめっ…壊れ…壊れるっ壊れちゃぅぅーっ」
「いいよ。壊れちゃいなよ、ほら」

指を挿入したまま吉澤は藤本を再び四つん這いにした。
後ろからこれでもかと突き刺しては中を掻きだすように攻め続ける。

「ほらっほらっほらっ」
「あんっあんっあんっ…はぁぁ…や、壊れ…やぁぁぁぁんーーっ」

高々と上げた腰を振るたびに中途半端に装着されたブラジャーが揺れる。
ヒップから背中にかけてを舐めまわした吉澤はブラジャーのホックを歯で引っ掛けた。
パチンと音をさせてそれを外し、ブラジャーから零れ落ちた胸を激しくもみしだく。
膣の中を暴れまわる指は激しさを増し、フローリングの床の上には
藤本から流れ出た液の水たまりが出来ていた。



赤い舌を出して叫び続けた藤本は何度目かの絶頂の後に意識を失った。



「美貴、美貴」
「ん…あ、よっちゃぁん」
「起きた?」
「うん…美貴どうしちゃったの…?」

ベッドに横になった藤本は隣で同じく横になっている吉澤に尋ねた。
吉澤は藤本の質問には答えずその唇にキスをした。
軽く触れるだけのキスを何回かしているうちに藤本は段々と瞼が重くなるのを感じた。

「美貴、眠くなってきちゃった…」
「いいよ。寝て」
「うん。よっちゃんオヤスミ…」
「オヤスミ」

藤本の唇に最後に一度キスをすると吉澤も目を閉じた。

「今日は疲れたなー」

呟き、そして眠りに落ちた。










<了>


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