美貴ちゃんさんの幸せ






ここはどこだろう。
ポワポワとしていてなんだかキモチいい。宙に浮いてるみたい。

「……キティ…ミキティ」

誰かが美貴を呼んでいる声がする。
用事があるならそっちから来てよね。美貴だって暇じゃないんだから。
さっきコンサートの昼の部が終わったばかりであと何時間かしたらまたステージに上がって
歌って踊って、美貴に会いに来てくれた人たちに笑顔をプレゼントしなきゃいけないんだから。

「ミキティ…ミキティ…」

あー、もう!うっさいなぁ。だからそっちが来いっつーの。
今回はソロだってあって気合い入りまくりで疲れてるんだから。

「ミキティ…美貴ちゃんさん?」


ん?この声は!!!


「よっちゃんさ〜ん」

やだ、よっちゃんじゃん。美貴なんで気がつかなかったんだろう。
よっちゃんが呼んでるなら早く行かなきゃ。
そういえばさっきからよっちゃんがいない。
いつもなら美貴の隣りで美貴のことを見ててくれるのに。
美貴を置いてどこ行ってたのさ。
あれ?それにしてもここってどこなの?楽屋…じゃないよねぇ。

「美貴ちゃんさんごめんね」
「ううん。いいよ」

なにがごめんなのかわからないけどよっちゃんがいるからいいの。
よっちゃんが来てくれたから。美貴の顔に触ってじっと見つめてくれるから。
もしかしてさっきいなかったことを謝ってるのかな?
そんなこと気にするなんて、よっちゃんってば優しいんだから〜。
でも美貴以外の人にあんまり優しくしちゃダメだよ?
とくに亀ちゃんには。最近一番の要注意人物だからね。
美貴が目を光らせてないと、よっちゃんなにされるかわからないし。

「美貴ちゃんさん、本当にごめんなさい」

もう〜だからいいってのに。そんなに深々と頭下げちゃって。
まるで美貴が怒ってるみたいじゃん。それ以上謝ったらホントに怒るからね!

「よっちゃんさん謝らないでよ。美貴が怒ってるみたいじゃん」
「怒ってないの?」
「怒るわけないじゃーん。そりゃよっちゃんさんがいなくて正直寂しかったし、
 美貴のことほっといてどこに行ってんの?って感じだけど
 でも今はこうして美貴のこと抱きしめてくれるし。
 …抱きしめてくれるし…抱きしめてくれるし…………抱きしめてくれないの?」

美貴の目がギラリと光るとよっちゃんはあわてて抱きしめてくれた。

「み、美貴ちゃんさん。本当にごめんね。こんなことになっちゃって。なんて言ったらいいか…」
「もっと抱きしめてくれたら許してあげる。って、美貴怒ってないから〜」

ん?待てよ。今こんなことって言った?

「よっちゃんさん、こんなことってなに?」
「だからさっきから謝ってるけど…もう美貴ちゃんさんとは付き合えないんだ」

そっかそっか、美貴とはもう付き合えないのね。
なーんだ、そんなことか……。

「はあ?!よっちゃん頭大丈夫?なにバカなこと言ってんの?
 はっはーん。美貴を騙して驚かそうと思ったってダメダメ。
 よっちゃんさんのことはなんでもお見通しですよーだ」

まったく、イタズラ好きのよっちゃんなんだから!
そんなところも美貴は大好きだけどね、エヘ。

「美貴ちゃんさん、ウソじゃないんだ。ごめん。
 美貴ちゃんさんより好きな人ができちゃって。
 実はもうとっくに付き合ってて、さっきもずっと一緒にいたんだよね」

え?……ちょっと、待って。どういうこと?
よっちゃんやめてよ、笑えないよそのジョーク。
ねぇ、なんでそんな真剣な顔してるの?
美貴に告白してくれたときみたいな、そんな真剣な顔……。

「う、うそ!うそでしょ?よっちゃん、うそって言ってよ!!」
「うそじゃない。だから美貴ちゃんさん、別れよう」
「やだ!やだよ!!よっちゃんと別れるなんて絶対いやだよー!!
 美貴、そんなの絶対ムリ。なんで?なんでなの?ていうか相手誰なの?
 美貴からよっちゃんを奪うのは誰なのーーーー?!」
「美貴ちゃんさん……」
「誰なのよ!もしかして梨華ちゃんとよりが戻ったの?それとも今さらごっちん?
 卒業で盛り上がっちゃって飯田さんとか?まさか安倍さんじゃないよね?
 慰めているうちにそうなったの?あ!亀ちゃんでしょ?!若い方がいいんだ!
 え?違うの?じゃあ誰だよ。矢口さん?高橋、なんて微妙なとこじゃないでしょうね。
 こんちゃんって可能性もなきにしもあらずだし…」
「違うんだ美貴ちゃんさん。その人たちじゃないよ」
「えっ…ちょっと待って。じゃあもしかして…ま、まさかそんな。
 そんなわけないよね?よっちゃんお願いだから違うって言って」
「その人はね……」

やめて!マコトの名前なんて聞きたくない!!


「ののれすよ」


やだっ聞きたくないんだってば!ののれすよ、なんて……って、ええぇぇぇぇ!!!

「つ、じちゃん?」
「よっちゃんはののがもらうのれす」
「ごめんね美貴ちゃんさん」
「ミキティ、残念れすね」

くるっと美貴に背中を向けて、よっちゃんとつじちゃんがありえないくらい肩寄せあって去ってゆく。

は?なにこれ?つじちゃんいつのまに現れたの?
ははーん、わかった。夢でしょ。これ夢だ。
だって美貴が振られるなんて。ううん、振られたどころじゃない。
美貴からなんでつじちゃんにいくの?!意味わかんない。
夢じゃなきゃ納得いかないよ!

「よっちゃん、ののはシアワセれす」
「のの、あたしもシアワセだよ。ようやくミキティから解放されてののと一緒にいられるんだから」
「ののはミキティよりいい女なのれす」
「さあ、行こう」
「一緒に行くのれす」

くぉらぁぁぁぁぁぁーーーー!!!オマエら、ちょっと待て!
夢にしたっていくらなんでも言いすぎだろ。
美貴の夢の中で勝手なことするな!コラ!
大体美貴がなにしたって言うのよ〜。なんでつじちゃんなのよ〜。
マコトよりなんかちょっと微妙にヤダよ〜。ムカツクよ〜。
ってオイ、聞けってバカ!行くな!止まれ!



「ね、起こしてあげたほうがいいんじゃない?」
「怖くて近寄れないの」
「うわっ!白目むいてるったい」



むぅ〜。うるさいなぁ。人の耳もとでなにゴチャゴチャ喋ってんのよ。
誰?言いたいことあるならはっきり言ってよね。
いま美貴は二人を追いかけてるん…イッデェェェ!!!



「あ、踏んじゃった」
「起きたみたいなの」
「逃げるったい」



イダイイダイイダイよ〜。よっちゃーん。
誰かが美貴の足を踏んだよ〜。よっちゃん?よっちゃんどこ?
なんでいないの?よっちゃーん…あ、なんだろなんか体が……





「やっぱ夢じゃん」

なんだったんだろあの夢。すんごくムカツク。すんごく夢見が悪い。
それに足も痛い。なんで?美貴どっかぶつけたっけ。
昼間のライブでなんかしたかなぁ…ってそうだ!今日は初日だったんだ。
あれ?美貴なんで寝てたんだろ。あ、そっか休憩してるうちに寝ちゃったんだ。
それにしても嫌な夢だったなぁ。よっちゃんどこ〜?早く来てぎゅってしてよ〜。

「いやだからさ、オイラもいっぱいいっぱいなわけよ、モーコー」
「んなこと言ったって梨華ちゃんがああなのは昔からじゃないですかぁ」

よっちゃん?よっちゃんの声だ!ヤッタ!
早く早く、そのドア開けて美貴のところに来てよ〜。
両手広げて待っちゃうよ?目もつぶって万全の体勢だからね!ほら!

「そうだけどさぁ。なんでよりによってモーコーで…」
「ですよねぇ。あんなハモリを梨華ちゃ…」

………まだ?
よっちゃんはまだ美貴の胸に飛び込んでこない。
ドアが開いた音はしたからもうとっくに美貴の目の前にいてもおかしくないのに。
うん?バタンって、もしかしてドア閉めたの?
出たわけじゃないよね?そこにいるよね?薄目でそーっと見ちゃおう。

「っていないし」

なんでいないわけ?今入ってきたじゃん。なんで出るのさ。

「いやーびっくりした。マジでびっくりした。思わず閉めちゃったよ」
「…その、なんかすみません」
「いやいやびっくりした。とにかくびっくりした」
「ホントすみません。でもそんなに連呼しないでくださいよ」
「だってミキティがこう、両手広げて待ってるなんて思わないでしょ。しかも目つぶってさ。
 口尖らしてたし。ちょっとキモかったよね。あれ絶対間違いなくよっすぃ待ちだよ」
「ですよね…」

めちゃめちゃ聞こえてるんですけど。
矢口さんがびっくりしたからってよっちゃんまで出ることないでしょ!キモとか言うな。
よっちゃんはいつも「かわいいよ美貴ちゃんさん。ホントにかわいい」って言ってくれるんだからね!
そっちが来ないならこっちから行くよ?

「とりあえずよっすぃ入りなよ」
「はあ。矢口さんは?」
「怖いから遠慮しとく」

バーンって勢いよくドアを開けたら…あれ?よっちゃんしかいない。
矢口さんどうしたんだろ。ま、いなくていいんだけど。
よっちゃんもなにそんなびっくりしてんのさ。
美貴がかわいいからって今さらびっくりしないでよね。
もぅ、よっちゃんったら〜。

「よっちゃんさ〜ん」
「や、矢口さん大丈夫ですか?」
「よっちゃんさん?」
「うわっ(コワッ)な、なに?美貴ちゃんさん」
「よっちゃんさん、美貴のことほっといてなんで矢口さんのこと気にするの?」
「なんでって(コワすぎだよ)だって、矢口さん今ドアに吹っ飛ばされ…」
「よっちゃんのバカー!!美貴のこと大事にするって言ったくせにー!!」
「え、な、なに美貴ちゃんさん。大事にするよ。っていうかしてるよ?」
「美貴、さっき怖い夢見たのによっちゃんいないんだもん…」
「(うわっ急にかわいい)ご、ごめんね美貴ちゃんさん。怖い夢見たの?よしよし。怖かったねー」
「うん、怖かった。でもよっちゃんがいるからもう平気」

頭をナデナデしてもらったから平気。
ぎゅってしてもらったから全然平気になっちゃった。
やっぱりよっちゃんはすごい。美貴を一瞬で元気にしちゃう。
だからさっきいなかったことは許してあげる。

「そっかー。そんなに怖かったんだー。どんな夢?」
「あのね、よっちゃんがね…」

ムカッ。思い出したらまたムカムカしてきた。
口にするのも腹立たしい。
こんな話したって楽しくないからやっぱり言わないでおこう。
今はダブルとかユーとかツーとかジーとかいう単語は聞きたくない。
ついでにカーとかゴーも。

「やっぱいいや。よっちゃんが来てくれたから美貴嬉しいし」
「えへへ。そう?美貴ちゃんさん」
「うん?」
「チュッ」
「やだよっちゃんこんなところで〜」
「だって美貴ちゃんさんがかわいいんだもん」
「よっちゃんもかわいいよ〜。ね、中入ってまったりしようよ」
「そだね。次のリハまでまだ時間あるしね」

よっちゃんの腰に腕をまわすと同じように美貴の腰に腕がまわってきた。
よしよし。ようやく恋人っぽいことができるぞ。

「あの〜オイラの心配は…ってもういねえよ!なんだよあのバカップル!」
「よっちゃんさ〜ん」
「美貴ちゃんさ〜ん」
「よっちゃんさ〜ん」
「美貴ちゃんさ〜ん」
「…ライブ前なんだからエッチとかしないでね、キミたち」
「よっちゃんさ〜ん」
「美貴ちゃんさ〜ん」
「よっちゃんさ〜ん」
「美貴ちゃんさ〜ん」
「はいはい。無視ってわけかそうですか。勝手にやってろー!」

ちっちゃい人がドアの外でなんか言ってるけど気にしない。
だって美貴の目にはよっちゃんしか映ってないんだもん。
よっちゃんの目にも美貴しか映ってないよね?だれも映しちゃいやだよ?

「美貴ちゃんさんひとりにしてごめんね。ちょっと矢口さんと打ち合わせがあったんだ」
「ううん。もういいの。よっちゃんが来てくれたから。エヘヘ」
「そっかぁ、よかった。それにしても昼は盛り上がったねー。でもやっぱ初日って緊張するわ」
「そうだねー。夜はもっと激しくいこうよ!ね?」
「う、うん(激しくって…ライブのことだよね?)」

よっちゃんをソファに座らせてその上に美貴がヨッコイショとまたがる。
ほら、こうするとすごく近くに感じるでしょ?感じるっていうか近いんだけどね。
ぴったりくっついていられるから美貴はいつもこうしてるの。

「(お、重っ…)と、ところで美貴ちゃんさん」
「な〜に?」

首に両手をまわしてよっちゃんの顔を引き寄せた。
だってよっちゃんの顔しか見ていたくないんだもん。
こうすれば視界によっちゃんしか入らない。
我ながらグッドアイディアでしょ。

「(近いなぁ…)ピースなんだけどさ、昼と同じようにロボキスでいいよね」
「絶対いや」
「ええ?なんで?美貴ちゃんさんあれ好きでしょ?いつも楽しい楽しいって喜んでやってるじゃん」
「いやなものはいやなの!」

ロボキス。ふんっ。考えたくもない。
考えるとあの夢の中の二人が出てきて、美貴のことを笑いながら指差して置いてっちゃう。



『残念れすね残念れすね残念れすね残念れすね残念れすね』



イヤァァァァーーーー!!
うるさーい!!れすれす言うなー!
うるさいうるさい消えろー!

頭の中でムカツク声が鳴り響く。
美貴を置いてよっちゃんがどこかに行っちゃう…。
あ、なんか泣きそう。

「美貴ちゃんさーん、どした?ほら顔上げて」
「ぐすっ…よっちゃんさん…」
「チュッチュッチュッ」
「くすぐったいよ〜」
「美貴ちゃんさんが笑ってくれたらやめてあげるよ。チュッ」

え…やめちゃうの?それもなんかやだ。やめないで。
よっちゃんずっとチュッてしてよ。さっきの夢なんか忘れさせて。
ずっとずっと、美貴のよっちゃんでいてよ。

「美貴ちゃんさんが嫌ならロボキスはやめるからさ、ね、だから笑って」
「笑ったらよっちゃんチュッてするのやめちゃうんでしょ…?」
「バカだなぁ。やめるわけないじゃん(うぉーすげぇかわいい)」
「ホント?」
「ホントホント。笑ってくれたらもっとチュッてするよ〜」
「じゃあ笑う!美貴もいっぱいチュッてするよ〜。チュッ」
「美貴ちゃんさ〜ん、チュッ」
「よっちゃんさ〜ん、チュッ」
「美貴ちゃんさ〜ん、チュッ」
「よっちゃんさ〜ん、チュッ」
「美貴ちゃんさ〜ん、チュッ」
「よっちゃんさ〜ん、チュッ」
「美貴ちゃんさ〜ん…チュッ」
「よっちゃんさ〜ん、チュッ」
「み、美貴ちゃんさ〜ん…チュ(ハァハァ…いつまでやるんだ…?)」
「よっちゃんさ〜んよっちゃんさ〜んよっちゃんさ〜んよっちゃんさ〜ん、ブチュゥゥッゥ」

ふう。ようやく充電完了。
よっちゃんがいなかった時間のラブラブを取り戻せたかな?
ホント言うとまだまだ足りないけどそれは夜のお楽しみだもんね、フフフ。
あれ?よっちゃんなんかゲッソリしてるけどなんで?ライブで体力使いすぎだよ〜。
美貴のためにちゃんとエネルギー残しておいてよね!フフフ。

「えっと、それじゃさ、ロボキスのかわりになにする?」
「うーん…そうだなぁ。あっ!!」

すごくイイコト思いついちゃった!
よっちゃんとやるっていったらこれっきゃないでしょう。
これ以外に思いつかないもん。やってほしいもん。
うん、美貴って天才かも。

「抱っこ」
「は?」
「抱っこして〜?よっちゃん」
「えっと今ってピースの間奏のときになにやるかって話ですよねぇ?」
「やっだーよっちゃん当たり前じゃん。自分から話しといてなに言ってんの〜?」

ホント、よっちゃんって面白いんだから。そういうところも好きなんだよね。
あ、間違えた。そういうところが大好き!
面白くてかっこよくてかわいいよっちゃんが大好き〜!

「抱っこ!抱っこ!抱っこ!」
「抱っこするの?あたしが?美貴ちゃんさんを?」
「決まってるでしょっ。マコトが梨華ちゃん抱っこしたらおかしいじゃん」
「いやうちらが抱っこするのも十分おかしいかと…(はっ!ま、まずい)」
「……よっちゃん、美貴のこと抱っこしたくないの?」
「ま、まさかぁ〜そんなわけないじゃん。滅相もない。美貴ちゃんさんを抱っこしたいなぁ…」
「ヤッター!決まりっ!抱っこ!抱っこ!抱っこ!抱っこ!」
「わかった、わかったから美貴ちゃんさんあんまり暴れないで(く、くるしい…)」

抱っこ抱っこ抱っこ抱っこ!
よっちゃんさんに抱っこしてもらえるー!やっほー!
歌のときはいつもよっちゃんといられるわけじゃないからって我慢してたけど、抱っこしてもらえるんだー!!

「そんなに喜ぶならいつでも抱っこくらいしてあげるよ〜?」
「ホント?」
「ホントホント」
「でもピースでもしてね」
「(え゛…)う、うん。もちろん」

あー美貴すんごく幸せかも。さっきの夢がウソみたい。
あれのおかげでよっちゃんに抱っこしてもらえることになったんだから、むしろ感謝しないと。
ってしないけどね。まだムカついてるから。
でも今度つじちゃんに会ったらガムでもあげよっかな〜。

「ねぇ、よっちゃん」
「(ギクッ。今度はなんだろ…)なんですか〜美貴ちゃんさん」
「あのね、美貴ね」
「うんうん…」
「抱っこしたらグルグルしてほしいな」
「ぐ、るぐる?(ぐるぐるって言った?)」
「そうグルグルして?抱っこしてグルグルってまわるの」
「あたしたちが?」
「そう」
「あたしが美貴ちゃんさんを抱っこしてお客さんの前でぐるぐるまわるの?」
「そのとおり!」
「(はぁ〜美貴ちゃんさんは一度言ったら止まらないからなぁ…)りょ、了解」
「ヤッターーーー!!」

美貴の言うことをなんでも聞いてくれるよっちゃんはやっぱり優しい。
優しくて大好き。これからも美貴のお願い聞いてくれる?よっちゃんさん。
美貴のこと大好きでチュッてしてくれるかな。
怖い夢見たらナデナデしてくれるかな。
美貴はするよ!よっちゃんが怖かったり辛かったりすることがあったら絶対、
何度でもチュッてして抱きしめるからね!
だからいつもそばにいてね、よっちゃんさん。










<了>


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